灯油が残った! 処理はどうする? 安全で安心な方法は?

      2017/04/03

「まだ冷え込むかも……」

「いちおう、灯油を買っておこう」

と用意したものの、すぐに暖かくなって不要に…。

春先の季節、こんな経験はありませんか?

ストーブやファンヒーターの中に残った灯油。
使わないまま残っている灯油。

どうやって処分すれば良いのでしょう?
困った人も多いかもしれませんね。

春を迎える前に、灯油の処分の方法も確認しておきましょう。

灯油は残さず 原則は「使い切り」

ほとんどのストーブやファンヒーターの取り扱い説明書には

「古い灯油は使用しないでください」

という注意書きがあります。

油分の多いマヨネーズを思うかべてみてください。
暑い日に放置しておくと分離しますよね。

灯油もおなじように、時間が経過すると分離します。
一年置くと夏を超えることになり、この分離現象が起きます。

それだけでなく、灯油をポリタンクで保管していると、
暑さでポリタンクの成分が溶け出すこともあります。

冬になるころには、すっかり変色して灯油が
悪くなることも……。

保管場所を暗所にするなどの工夫次第で
一年は保ったり、北国では灯油は一斗缶などで
保管するところもあります。

とはいえ、原則として

「灯油は使い切り」

と考えてくださいね。

悪くなった油は異臭の原因にもなり、
機器の故障にも
繋がります。

長く保管していた灯油を使ったため、
ストーブやファンヒーターが壊れる
ケースもあります。

残ってしまった灯油はどうする?

灯油は使い切りが望ましいですが、暖かくなるまでに
使い切れないこともありますね。

残った灯油の処分方法としては、行っては
いけないものもあります。

女性_驚く

布や紙に染み込ませて捨てるのはダメ!

料理用の油ですと、布や紙に染み込ませて
普通ごみに捨てます。

この方法でOKと書かれている記事も
ありますが、これはやってはいけません。

灯油は気体となって揮発しやすく、
紙や布に染み込ませただけでは、気体として
空気中に広がります。

空気中に広がると、引火する恐れがあります。

同じ油だからいいだろう、と安易に処分すると、
事故や火災の原因にも
なります。

灯油は第四種危険物にあたり、取り扱いには
資格が必要です。

つまり、料理用の油と違って、扱いには
正しい知識が必要な「危険物」です。

ガソリンスタンドに持ち込む

「ガソリンスタンドに持って行けば処分してくれるよ」

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という方もみえるかと思います。

ガソリンスタンドでの処分は有料というところもあります。

営業所によっては断られることも。

ガソリンスタンド側には、家庭の余った灯油の
処分をしなければいけない責任はないんですね。

あくまでも好意やサービスで行なっているいるものです。
持ち込む前に電話などで連絡して確認しておきましょう。

残った灯油の処分はココで!

捨てるのもダメ、ガソリンスタンドもダメとなると
困ってしまいますね。

どうすればいいんでしょう?

正解は……

「灯油を購入した場所に持って行きましょう」

灯油を販売する業者には、ガソリンスタンドと違い、
販売した灯油が家庭で使い切れず余ったら、
その余った灯油の処分を引き受ける義務
があります。

さきにガソリンスタンドでは処分してくれない
こともあると述べました。

ガソリンスタンドで購入した場合、同じガソリンスタンドに
持っていけば引き取ってくれるんですね。

購入証明が必要なこともありますので、
レシートなどはとっておきましょう。

残った灯油 ストーブに入れたままで大丈夫?

使っていなかった灯油の処分は決まりました。

でも、ストーブの内部に少しですが灯油が
残っていることもあります。

残った灯油 ストーブからも抜いておきましょう

ストーブの内部に灯油を入れたまましまうと、
故障の原因になります。

灯油タンクの腐食の原因となり、ストーブを
買い換えることにも。

当然、メーカー補償は対象外になります。

灯油を抜くときの手順

油タンクの中に残った灯油の取り出し方

  1. 本体から油タンクを抜き、油タンクの口金を外す。
  2. 市販の給油ポンプなどで、油タンクからポリタンクなどに移す。
  3. 本体から油受けを取り出し、これを使用して油タンクの残りの灯油を出す。

本体の中に残った灯油の取り出し方

  1. 本体から油タンクを抜く
  2. 底についているタンク受けを外す
  3. 市販のスポイトで灯油を抜き取る

どちらも、できるだけ残さないように取り出しましょう。

本体の中に残った灯油は、ヒーターが奥に
なっていて、見えないところに灯油が
入っている可能性もあります。

タンク側に本体を傾けて灯油が
残っていないか確認します。

灯油を取り出してしまう前に、燃焼用の
空気取り入れ口をチェックしてください。

ストーブによっては、フィルターが
ついているタイプもあります。

取扱説明書にはフィルターの手入れも
記載されています。

この際に、きれいに掃除しておきましょう。

活性炭を使用しているフィルターは、
取り扱い説明書を確認して、必要で
あれば交換をしておきましょうね。

まとめ

寒い冬が終われば、待ちかねた春。

面倒だなあとも感じてしまいますが、
来年の冬にも安心して暖かく過ごせるよう、
灯油の処理はきちんとしておきましょうね。

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